買付けの旅(イギリス)
'03 July
夏にイギリスに買付けに行くのは久しぶりですが、価格や商品のリサーチも兼ねて、猛暑のイギリスに行ってきました。
ロンドンの物価が高いのは相変わらずで、期間限定のV&A美術館のアールデコ展を鑑賞した後は、さっさと郊外へと移動しました。
アールデコ展は、とても人気が高く、私が行った時は、入場の時間制限があり、午前中に行ったのに3時からの入場になりました。おかげで、常設展をのんびり鑑賞しました。この夏は、異常気象の猛暑で、日中、外を歩くと日射病になりそうでした。イギリスはどこへ行っても日本のようにクーラーも効いていないし、飲み物もそう冷えてなく、そのためひんやり暗い美術館は居心地がよかったのです。
肝心のデコ展は、思ったより展示数が少ないような気がしましたが、いろいろ今まで知らなかった日本の芸術家とアールデコの関係や繋がり、ポスターで見るバナナダンスの貴重な映像など、世界的な流れや動きを改めて理解することができるように思います。
今回は、ロンドンから北のストークオントレントにまず行って、リーク(Leek)など、アンティークの店が多い町をたずねました。現在(2003年7月)、ストークオントレントの鉄道駅が工事のため閉鎖されています。
鉄道で行かれる場合、途中(スタッフォード)からバスに乗り換えないといけませんでした。ご注意を。
スージーの故郷であるストークオントレントで、スージー・クーパーの所縁の地をバスで移動していると、エンドン(Endon)などのバス停があります。スージーがパターン名に、地域の名前をつけていることを実感します。
車だと、きっと通り過ぎて気が付かなかったななんて思います。
時間が許せば、のんびりとバスで移動するのもお奨めです。
買い付けで行くと、最初は慎重に検討し、だんだん日が経って良いものが無いと、足早にあせりだす私ですが、今回も同じパターンで、最初はこんな風に地名の一つにも感動しています。
余談ですが、物を探すという行為は、非常に疲れるものです。いくら努力しても、運命の出会いは必ずあるわけではないのです。無駄足、空振り、時間切れなどの繰り返しです。
でも、いつも最初の数日は、山のような荷物を想像して、どうやって送ろうかとか、つい先走って考えてしまいます。
郵便局は、小さな町には必ずありますが、梱包材がいつもあるとは限りません。そんな理由でバブルペーパーの一巻きを旅の最初から、いつも持って歩いている私です。
今回訪れた主な町
| Stoke-on-trent | ここの中心のヘンリーは思ったより都会ですが、しかし交通は不便です。やはりここは車か、ツアーで連れて来てもらうのがいいと思います。 |
| Leek | 倉庫のような大きなアンティーク店の前で泊まりました。でも、残念ながらスージーは、なかったです。 |
| Norwich | ロンドンの東、歴史のある街で教会がたくさんあります。アンティーク店はCathedralの前に並んでいます。 |
| Ipswich | Tourist Informationの女性が親切ないい人でした。ここからバスで、Lavenhamに移動しました。 |
| Lavenham | 明るい素敵な街道沿いの村。アンティークやクラフトの素敵な店があります。 |
| Long Merford | 道路沿いにアンティークの店が並んでいますが、小物類は少なかったです。Lavenhamのすぐ近くです。宿泊、食事はLavenhamが便利です。 |
| Bath | 以前程、陶器類がそろっていませんでした。季節のせいか、時代の流れか。 |
| Bristor | 坂の多い街、バスの路線が分かり辛く、早々に引き揚げてしまいました。 |
| Exeter | ここで、フェアがあったので、立ち寄りましたが、アンティークの店もQuay という場所に並んでいます。なお、この町の郊外であったフェアは小規模でしたが結構収穫ありでした。 |
| Topsham | Exeter とExmouth を結ぶ鉄道の途中駅です。小さな町ですが、アンティークは充実しています。地元の方もお奨めの町。 |
| Exmouth | 宿泊の都合で訪れた河口の町です。河口の町はどこもmouthが地名についています。ゆっくりできる静かな雰囲気の町です。 |
| Torquay | アガサクリスティの故郷、楽しみにして行きましたが、季節のせいか、人が多すぎてザワザワしていました。思ったよりずっと大きなリゾート地です。 |
| Paignton Dartmouth Totnes |
今回、左記の3つの町を結ぶRound Robin というチケットを買って、蒸気機関車、リバークルーズ、バスの順に移動しました。それぞれ素敵な町で次回はゆっくり歩いてみたいと思いました。 |
本当は、ロンドンからすぐ南のブライトンへ行く予定でしたが、いつの間にかこんな経路になっていました。
地図で見るとロンドンのまわりを右往左往しているような感じです。
今回は、天候やフェアの情報などで、適宜予定を変えていきました。
そのせいもあり、事前調査が足りず、十分に探索できなかった町もありました。
以前から通りすがりの村や町が好きでしたが、やっぱり都会より、途中の小さな町が魅力的でした。
なお、イギリスでは、旅行者用の”i”に行くと必ずその町のアンティークショップ一覧があります。
そういう資料を利用すれば、初めての場所でも十分おもしろい品をみつける旅ができます。